
ケーキ入刀の代わりに「箸取りの儀」を行ないました。
江戸末期に公家の婚礼饗宴で行われていました。当時は、穀物や砂糖を熨斗箸(のしばし)で分配を行ったとされていますが、京都ならではの古式行事を今回は和菓子(干菓子)の、紅白で再現いたしました。
その箸で取った干菓子と同じ物を引き出物に入れて御出席頂きました皆様に幸せを分配して頂く為の趣向です。
和菓子ケーキ部分は蓬来山(蓬が嶋)で製作いたしました。
中国の伝説にある不老不死の仙人の住むという神山に(松竹梅鶴亀)がいると伝えられているお祝いのデザインです。
蓬莱山の中には、子宝に恵まれように、小さな子持ち饅頭が沢山入っており、きんとんの緑で松、黄色で竹(笹)こなしで梅、そして
両脇に鶴と亀をあしらっております。
ご興味を持たれましたら、お慶び事のお手伝いをさせて頂きます。
